つながる

ゆるまち編集部

2018.08.22

ゆるまち編集部

【ギネス認定!】今は幻のオブジェが高取町に

「奈良県高取町にギネス認定オブジェがあった」って知っていますか?
アルミ缶35,679個を積み上げて作った「日本一の山城・高取城」のオブジェがあったのです!高取城は、先日NHKの番組でも「最強の城」として紹介されていましたね。

残念ながら、そのオブジェはもう撤去されていて見ることはできませんが、地元のみなさんの熱い思いで完成したそのオブジェの軌跡をご紹介しようと思います。

 

はじまりは…

地元のNPO法人・住民の力(代表 野村幸治さん)が中心になり、『さらに観光客を呼び込める高取町の目玉を作りたい!』とギネス・ワールド・レコーズ™地域活性化委員会に挑戦できる記録について相談。

その結果、高齢者だけでも挑戦可能で、地域住民が協力しながら身近なもので世界一を生み出すことができるものを発見!

そして「アルミ缶を使った世界最大のオブジェ(正式記録名:Largest aluminium can sculpture)」に挑戦することになりました。

 

アルミ缶を使った世界最大のオブジェ


記録名:Largest aluminum can sculpture
記録:35,679個
認定日:2012年10月

城郭研究家の山内昭さんが製作した精巧な模型を基に設計図を作成し、オブジェ作りは着々と進みます。

2012年1月から、オブジェに使うビールのアルミ缶の回収が地元で始まりました。

そして、5月から土台パーツ組み立て作業、6月から石垣積みが始まりました。

10月に開催される一大イベント「町家の案山子めぐり」に間に合わせようと、炎天下での作業や高所での作業もがんばりました。台風の襲来に悩まされながらも、9月に無事オブジェ完成!

『観光客のみなさんに喜んでもらいたい!』という、地元の方の熱い気持ちが伝わってきますね!

 

103日間、延べ487人分の「地元の力」


空き缶のパーツ作りや空き缶積みの作業、寄付金集めや資料作成、詳細な設計図作成、写真やビデオ撮影、冷やし麦茶の用意などに、103日間延べ487人が参加(全て高齢者)したそうです。

『高齢者だけでも、みんなで力を合わせて世界一になれるんだということを全国の人に知ってもらいたい。アルミ缶の高取城を新たな地域のシンボルとして、観光客の皆さんにも見てもらいたい』

そんな願いが込められたオブジェだったのです。

空き缶の数も圧巻ですが、オブジェとしての完成度の高さにも感動しますよね。

 

残念ながら…

現在ギネス認定記録は更新されてしまい、高取城のオブジェを見ることは、もうできません。

でも、「高取町の住民が一丸となって、とても活気あふれる素晴らしい取り組みをした」ということはみんなの心に残っています。

たくさんの観光客に楽しんでもらいたい!と願う心温かい町、高取町です。
そんな高取町に、ぜひ遊びに来てくださいね。

「次は何に挑戦しようか?」と日々ワクワクしている元気なシニア世代がたくさんいます。

 

そして今日もゆるりと時間が過ぎていきます……。

 

【写真提供:NPO法人 住民の力】
【電話取材:NPO法人 住民の力 野村幸治さん】