暮らす

ゆるまち編集部

2018.10.03

ゆるまち編集部

「かぐや姫伝説」高取に有り!①

今年2018年は9月24日が中秋の名月、25日が満月でしたね。残念ながら雨模様の地域も多かったのですが、お月見行事はされましたか?もちろんお団子を食べて。

ちょっと見えなかった満月を想像し、月へと帰って行ったかぐや姫に思いを巡らせてみました。

 

高取山にかぐや姫!?

「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。…」で始まる「竹取物語」は、作者不詳。現存する最古の物語で、子どもの頃から「かぐや姫」のお話として親しまれていますね。古典の教材として学校で勉強した方も多いのではないでしょうか。

「かぐや姫伝説」は奈良、京都、静岡、岡山、香川など日本の各地にたくさんあるようですが、なんと高取町にも!

高取町説

「竹取物語」のモデルとなった竹取の翁が、高取山に住んでいたという説があるらしいのです。

鎌倉時代には学僧である仙覚が、江戸時代には国学者の契沖が、「高取山が竹取説話の舞台である」という説を唱えているそうです。「竹取」は「タカトリ」と読むのだとか。

 

いたるところにかぐや姫!?

奈良県広陵町説

翁の名前が「讃岐のみやつこ」ということから広陵町にある「讃岐神社」との関係が指摘されていることなどの考証により、かぐや姫ゆかりの地だとか。「竹取公園」は子ども達に人気ですね。

静岡県富士市説

こちらではかぐや姫は月に帰らないで、富士山に登って消えてしまったとか…あら、さすが富士山!

京都府京田辺市説

古事記に登場する実名のかぐや姫、迦具夜比売命(かぐやひめのみこと)の父である大筒木垂根王(おおつつきたりねのみこ)が、その地方の長であったからだそう。

 

など、他の地域にもいろいろな伝説が残っているようです。

海外にもかぐや姫!?

さらには、「斑竹姑娘」(はんちくこじょう/パヌチウクーニャン)という、「竹取物語」にそっくりな民間説話が中華人民共和国四川省のアバ・チベット族に伝わっています。

もしかして元々は中国から伝わったお話?という説もあれば、反対に日本の「竹取物語」が伝わったのではないか、という説もあるようです。

また中国南の福建地区に「月姫」という似た話が民間故事として残っているそうです。

 

高取で眺める月から、日本全国、そして中国へとかぐや姫の世界が広がってゆきます。竹藪と美しい月があれば、そこはかぐや姫の里となりえるのかもしれませんね。

月を愛で、お茶をすすりながらお団子を食べ、かぐや姫に思いをはせ、今日もゆるりと時間がすぎていきます。