暮らす

ゆるまち編集部

2018.07.25

ゆるまち編集部

【方言】耳から入る町の暮らし

その土地の暮らしは、言葉にも表れるもの。
方言に耳がなじんでくると、その土地にも愛着がわいてくる気がします。

奈良は関西弁のエリアですが、大阪とも京都とも微妙に違う気がします。

そして、高取町で聞こえてくるのは、こんな言葉です。

 

【問題】これはなんと言っているでしょうか


近所のはしかい子 来たから、「はよ、ひづかし持っていに」と言うてるまに、えらいこっちゃ どろこしてもうた。

 

【答え】近所のおばちゃんの心温まる気遣い

「え?泥を濾すの??」

と考えた、そんなあなたが大好きです。

答えは

「近所の落ち着きない子が来たので、『早く、おやつ持って帰り』と言っている間に、大変!お風呂の水が溢れてしまった」

です。

近所の子が遊びに来ても無下にしない、優しいおばちゃんの言葉なのでした。

 

方言ポイント


ひづかし→おやつ
はしかい子→落ち着きのない子
どろこす→(水などが)溢れる

そのほか、高取町ではこんな言葉をつかっていますよ~

まわり→準備
かく→(机などを)持つ
など

「机をかく」などは「関西弁かな」と思っていたら奈良方言のようです。
他にも、北は新潟県から京都府、滋賀県、愛媛県、広島県、遠く山口県まで広く分布しているそうです。
でも知らないとわかりませんよね。

「机かいて」
と、突然言われて思わずポリポリと机を掻き
「え……これに何の意味が?スクラッチ?」
と思ったとしても誰も責められないでしょう。

……笑うけど( ´艸`)

 

ちなみに

筆者は沖縄に住んでいたことがあります。

入社直後の電話対応で
「営業のヤギさん、お願いします」
と言われて外出ボードに『八木さん』を探しましたが見当たらず「そんな職員おらんけど……」と混乱しながら
「申し訳ございませんが外出しているようです」
と、ごまかしたことがあります。

正解は、『屋宜さん』でした。

あー……ちゃんとボードに名前、あるねぇ……
そして……会社内にいましたねぇ……っと、遠い目になりました。(恥)
「そんな職員いません」と言わなくてよかったぁぁぁ。(笑)

今はヤクルトの屋宜選手がいるので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

 

高取町にお越しの際は

ぜひ町の人にも気軽に声をかけてみてください。
気さくでやさしい対応にほっこりしてもらえると思います。

聞きなれない方言に「ええ?なんて?」となるのも発見があって楽しいものですよ。

 

町で語られる世間話や子どもたちの遊ぶ声に耳を傾けながら
今日もゆるりと時間が過ぎていきます。